本の棚

書き出し小説

「春が2階から落ちて来た」

伊坂幸太郎の「重力ピエロ」の書き出しだ。めちゃくちゃおしゃれだ。実際には春というのが主人公の弟の名前であり、弟が落ちて来ただけ(だけというのも少しおかしいが)なのだが、言葉のインパクトが大きい。

続きを読む

夜行

毎日残業で夜遅くにくたくたになって帰る。私の会社はおそらくホワイトな方なので、毎日常識的な時間には帰れる。そして、週1回定時退社日がある。

定時退社日の楽しみは本屋に行くことだ。本屋に行って、とりあえず一周話題作やおすすめの本が陳列されている場所に並べられた本をみる。1つの本に目がとまった。森見登美彦「夜行」だ。

続きを読む

髪の分け目とマインドフルネス

先日前髪の調子が悪く、髪の分け目を普段の左側ではなく右側にして街に出た。分け目がずっと一緒だとそこだけが禿げてしまいそうだと常々心配していたというもの理由のひとつだ。分け目を右側にしたのは高校3年生の時に、理由は忘れたが分け目を変更して以来だ。

続きを読む