3週間の育休を終えて、仕事に復帰した。
新生児の時期って、本当に一瞬だ。できることなら、もう少しだけ一緒にいたかった。
でも、職場の”よく思っていない感“がなんとなく伝わってくる。育児参加してない世代には夫側の育児参加の重要性はわかってもらえない。
そんなわけでしかたなく、仕事復帰することにした。
案の定、育児と仕事の両立は超ハードだ
休んでいた間に溜まりに溜まった自分の仕事を片付けながら、若手メンバーの業務フォロー。そうこうしているうちに、いつのまにか子供のお迎えの時間。
時間が、全く、足りない。すっきりしない日々が続く。
そんな状態で手に取ったのが、グレッグ・マキューン著『エッセンシャル思考』。
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『エッセンシャル思考』は、「大事なことだけに力を使う」ための本。仕事がすきな人、できる人ほど頼まれごとが増え、何でも引き受けてしまい、本当にやるべきことがぼやけがちになる。そこで本書は、やることを自分で選び、ほとんどの“ノイズ”は捨て、何かに集中するために他を断るべきだと説いている。捨てるものの判断基準は厳しくして、自分の考える時間、睡眠時間など真に大切な時間を確保することが重要と主張している。
読みながら思った。思い当たることがありすぎる。
「断れない」は優しさ。でも、その優しさが渋滞を作る
私自身、役に立ちたいという思いから、依頼された仕事はできるだけ全部受けたいタイプだ。
断ってしまうと申し訳ないという気持ちもある。ただ一方で、どんな仕事でも受けてしまうと、全部がちょっとずつ遅れる。
結果として、相手を待たせる。自分も焦る。品質も落ちる。
“全部受ける”は、優しさのつもりが、全体の渋滞になることがある。
本当に大切なのは、限られた時間の中で、自分の実力に見合った量のニーズにしっかり応えることなんじゃないか。
エッセンシャル思考は「仕事」だけじゃなく「暮らし」に効く
この考え方は、仕事だけの話じゃない。
家事育児、自分のための勉強、休息。その時々で、生活の中での重要度は変わってくる。
特に子供が生まれた時は、生活そのものが変わっている。なのに、仕事だけは以前と同じテンションで全部やろうとすると、当然苦しくなる。
だから、今の自分に必要なのはたぶんこれ。
「今の自分にとって何が重要か」を考えて、そこに使う時間を先に確保すること。
余った時間で全部をやる、じゃなくて、先に大事なものを確保して、残りを調整する。
おわりに:「選ぶこと」は、諦めじゃなくて前進
『エッセンシャル思考』を読んで、「やらないことを決める」ことは、冷たさでも逃げでもないと思った。
むしろ、限られた時間と体力で、大事なものを守りながら前に進むための技術だ。
育休明けでバタバタしている今だからこそ、「全部やる」より「ちゃんと選ぶ」。
それが結果的に、仕事にも家庭にも、自分にも優しくなれる気がしている。
