働いても働いても仕事が減らない。
むしろ色んなところから新しい仕事が湧いてきたり、以前に済ませたはずの仕事がまた現れたりと、どんどん増えていく。
この先降りかかってくるであろう仕事のことを考えると、 気分が重くなる。できることなら逃げ出したいが、仕事が集まってくるのは自分が優秀だからだ!と無理矢理なことを言い聞かせて、なんとか頑張っている。
そんな絶望的な日常のなかでも癒しがあった。
少女終末旅行というアニメだ。
全てが終わってしまった世界。人間が全くいない、抜け殻のような世界でのバイクのような戦車のような乗り物に乗って少女二人が旅をする話だ。
そんな絶望的な世界観のアニメだが、内容としてはかなりゆるい。行く先々で過去の人類が利用していたであろう施設や道具を見つけたり、数少ない人間、生物と出会いながら、日常が繰り広げられる。
しかし所々に深い言葉が散りばめられている。生きること死ぬこと、今の当たり前の日常について考えさせられる。
希望はない世界だが旅をしている二人には絶望は一切ない。毎日食料と燃料を探しながら、先を目指して進んでいく。進んだ先に何があるかわからない。むしろ何もない可能性のほうが圧倒的に高い。それでも毎日進んでいく。
それは人生も同じなのかもしれない。必死に頑張って生きていった先にあるものは「死」だ。人間誰しも最後は死ぬ。どうせ死ぬんだから生きていたって仕方がないという人はいないだろう。
生きていくことに目的はないということだと思う。
周囲にはストレスに溢れている世界だけれど、仕事や社会からのいろいろと戦いながら、自分の好きなこと、人との自分だけの小さな喜びを見つけながら、結局、毎日進んでいくしかないのだ。
世界に溢れる絶望に顔を伏せるのではなく、小さな自分だけの希望を探して生きていく。そうすれば、どんな世界でも生きていけるんだと思う。
私も癒しのアニメが終わってしまった絶望の中、次の癒しを求めて生きていこう。
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