寒い。
まだ11月だというのに、外の温度は数℃しかない。外にでられない。
こんな時は家にこもるのが一番だ。それに最近は仕事でばたばたと忙しかったし、良い機会かもしれない。
いつもお世話になっているアマゾンプライムビデオで映画を探す。今回は「ミッドナイト・イン・パリ」という映画を選んだ。
主人公はハリウッドで脚本家をしている。1920年代のパリが大好きな主人公は今の仕事をやめ、パリに移住して小説家になろうと考えているが、婚約者とその家族は大反対している。
パリへ旅行に来た主人公たちだが、なにかと意見が合わず、悪いムードとなって、別行動をするようになる。社交的な婚約者は友人とダンスへ行き、一人になった主人公は酔っ払いながらホテルに帰ろうとするが、パリの街で迷ってしまう。
道がわからず、困っていた主人公の前に、古めかしい車が一台現れる。車の乗客に誘われるがままに、ついていくと、そこは1920年代のパリだった。そこではヘミングウェイやダリなど一度は聞いたことのあるような偉人たちが登場する。
現在の世界から、過去の世界への移り変わりは突然で、パリの街並みに突如現れる古めかしい車に乗ることで、過去の世界にいくことができる。
唐突な展開でも不自然さを感じないのはパリの街並みが歴史を感じさせるからであろう。東京を舞台にそんな映画を作ったら大変だ。ビル街の中に突如侍が現れたら、確実にその瞬間見るのをやめてしまう。
主人公は偉人たちの小説を添削してもらったり、絶世の美女に恋をしたりと過去の世界での生活を満喫する。そして過去と現在の世界を行き来して、自分の生き方について考えていく。
内容としては、「パリは最高だろ」みたいな感じだ。恋多きフランス人はいつの時代でもイメージのままだ。いつの時代の人も必死に頑張って、大いに遊んで、悩みを持って生きているのだろう。
それにしてもヘミングウェイがボクシング、狩猟好きの武闘派な人だったことは知らなかった。偉人たちの性格や趣味嗜好を知っていたらより楽しめる映画だろう。
にほんブログ村 |
人気ブログランキング |